2000年7月公演
名古屋中日劇場
にしきのあきら特別公演『喧嘩安兵衛』
暑い名古屋で狂言回しの役と、「死人」の役で早変りに走り回ってます。
御存知「高田馬場の仇討ち」で有名な(と言っても最近は「時代劇が好きな人なら知っている」と言った方がいいかも…)堀部安兵衛ににしきのあきらさんが扮して、激しい立ち回りにも挑戦してます。さすがスポーツマン!身のこなしも格好い立ち回りを見せてくれています。堀部安兵衛は後に「忠臣蔵」の赤穂浪士の1人になるのですが、今回はその堀部家のお婿さんになるまでのお話です。
その真面目なお話に落語の「らくだ」を組み合わせて、喜劇的な場面もいっぱい!寛太郎が取り組む「死人」はその「らくだ」の場面に出てくる訳です。にしきのさんが死んだ寛太郎に踊りを踊らせてケチな大家さんを脅かすのです。
狂言回しで喋りたおして死人の役では飛んだり跳ねたり、口と身体を精一杯使ってて、今月は楽屋日記は無理そうですねん…。もしも楽しみにしていた奇特なお方には「えらい、スンマセン…」!
写真)座長にしきのあきらさんと。にしきのさんは討ち入り前の堀部安兵衛、今回2役の私はこの時は講釈師に。