千穐楽を四日後に控えた今日、昼の部のお芝居が終わって、楽屋で昼御飯を食べていると突然の来客がありました。
部屋の外からのれん越しに「寛太郎さんいらっしゃいますか〜?」と声がした時、私は楽屋のおばちゃんが作ってくれた味噌汁をすすっており、「今じぶん、一体誰がたんねて(訪ねて)くんねん?」と一瞬ムッとしましたが、相手を確認したとたん、私の目は♥♥♥!に一変!。
なんと私の大好きな大場久美子さんでした。今月共演している山村紅葉さんのお友達らしく、わざわざ東京から見に来やったそうです。
以前に舞台を御一緒したので律儀に訪ねてくれはったのですなー。
「またボーリングしましょうね!」と約束を交わし、彼女は客席へ…。
外はみぞれが降っていましたが、私の心は日本晴れ!空にはひばりのさえずりが〜♥!そんな一日でした。
大場久美子さん
お好み焼き
たとえ東京に住んでいても、時々食べたくなるのが大阪風お好み焼き。
我が家ではしょっちゅうお好み焼き大会を開催!
親方はもちろん、わたし曽我廼家寛太郎!
今年は正月元旦から5枚程やきました。
そうだ!今年はお好み焼きを焼いた数をカウントしょ!
2月3日現在で18枚!さーっ今年の年末までに何枚焼くか「ピタリ賞」の方には寛太郎特製お好み焼きをお焼きします。(どうやって届けよ…?)
寛太郎風のお好み焼きで大事なのは「おだし」。
「たね」も大事やけど、その粉とまぜる「だし汁」が難しい!そして、レシピがないので正直「味」は毎回違います。
でも、おおむね好評!あーっこんな話してたら食べとうなってきた!
食べたなったら夜中でも、山芋すって、キャベツを刻み、ジュージュー焼いたその上に、タップリ青のり・花かつお、ビールがあればこれで幸せ!
チョビーとチャップリン
伸ばしていたヒゲを剃る時が…。結構「しぶい!」と好評で、ハンチングをかぶると「かなりオシャレ」に見えて「ピエール」と呼ぶ人さえあった。
仕事の為にはもちろん剃るつもりだったから寂しくはないが、せっかくのヒゲだ、役に利用できないいもんかと考えた。…チョビ鬚が浮かんだ。
天童よしみサンの今回の芝居の時代は昭和初期、現代はチョビ鬚のおじさんなど皆無に等しいが、昭和初期ならピッタリ!「よっしゃー」と剃刀でジョリ…。
その日から私のあだ名は「ピエール」から「チョビー」になった。
しかし、そんな情けない呼ばれ方をされてクヨクヨしていたら喜劇役者は出来ない!
そして、公演の初日を迎えてからは、園遊会に行く場面の衣装を着た「チョビー」は「チャップリン」と呼ばれている。
お客様にも大ウケで、ますますヒゲが愛おしくなっている寛太郎でした。